07. Monologion モノロギオン(教会年のカレンダー)
モルドヴィツァ修道院
画像:2016/06/02撮影。モルドヴィツァ修道院の埋葬室。東側天井。
Monologionの意味:Menologiumを参照せよ。このうちDefinitions
(2)が該当。
(2)
もっとしばしば用いられる「モノロギオン」は、礼拝式に用いられるもの以外の、こういった聖人達の生涯のコレクションである。このようなコレクションは、歴史的作品であり、カトリックで言うMartyrology(年代順に並べた聖人リスト)にとてもよく似ている。もっとも聖人の数は、大抵の場合、Martyrologyで見出されるよりもずっと大きく、容量が大きい。その一方、種類の数は少ない。東方正教会庁の歴史の関係でしばしば引合いに出される初期の作品、バシル2世のモノロギオン(西暦1000年頃、ビザンティン皇帝バシル2世のために作られた金銀装の写本)はこの類の本である。
もっともあり得る解釈として、「モノロギオン」は礼拝式に用いられるもの以外では、聖人達の生涯の画像を取り纏めた画像群である。
画像:"Medieval
Monuments of Bukovina" ACS, P180
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